インド人夫婦ともんじゃ焼きを食べる。

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ムンバイで働いていたときのボスとその奥さんが突如訪日したため、かつての同僚を含め4人でお好み焼き屋へ行った。とーってもローカルなお好み焼き屋でご主人1人でテーブル4卓を切り盛りしているようなお店だった。

お好み焼き、もんじゃ焼き、焼きそば、鉄板焼き等々を注文したのだけれど、お店のご主人が正しい調理方法を逐一指導してくれる。「まだひっくり返したらだめだ!」とか、「お醤油をスプーンに7杯!はいっ、かき混ぜて!」みたいな感じで、それぞれのテーブルを監督する。インド人夫妻にも、時折、英語を混ぜながら「せっかく日本に来たんだから経験しないと!」と、もんじゃ焼きの入ったカップをドンっと彼らの前に置く。これがインド人夫妻にも大ウケだった。

かつては駄菓子屋の子供のおやつだったというもんじゃ焼き。インドの食べ物ドーサや、チャパティに似たような薄い生地をパリパリにした「おせんべい」を作ってくれて、さらにサービスでカレー味のもんじゃまで作ってくれた。前ボスはそれが相当気に入ったらしく、最後の一口まで「これ食べちゃってもいい?」と夢中で食べていた。

この夫婦は今、韓国に住んでいる。前ボスの管轄が韓国マーケットになったらしく、移住してからかれこれ2年近くになるという。私がムンバイを離れてからわりとすぐに移住したことになるみたいだけれど、ともあれ再会したのは本当に2年半ぶりくらいだ。これまで働いた組織の中でもっとも尊敬できて、学ぶことの多い(教えられることの多い)上司だった。ムンバイを離れた後も、ちょっと自分の中で迷いがあった時とかにふと思い出して、彼だったらどうするだろうか、と考えることもあった。どんなに悪い結果や状況のなかでも、「すべてはベストの結果にたどり着くための通過点にすぎない」と前向きに問題を解決していく姿勢にとても励まされた記憶がある。

彼の奥さんは日本人が抱くような保守的なインド人のイメージからは、かけ離れた現代的な思考をする人だ。この夫婦には子供がいない。二人とも子供を持たないことを前提として結婚したようで(もともとは学生時代の同級生カップルだ)、休暇をとっては夫婦でいろいろなところへ旅行している。けれどもやはり「子供は持たないのか?」というプレッシャーは親戚などから受けることがあるようで、今は韓国にいるからそういうプレッシャーから解放されて、外国人として暮らすことを楽しんでいる様子だった。一方で普通とは違った人生を歩む中で思うこともあるようで、「他人と違う人生を歩むと、いろいろ言われることがあるけれど一体どうしたらいいと思う?」と奥さんに聞かれ、「他人がどう思おうと、自分たちが良いと思う道を選べばいい!」と、私たちは言ったのだけれど、なるほど、どの国においても人の思うことというのは大して変わらないのかもしれない。

ともあれ、場所が変わっても時が経っても、尊敬できる仲間との再会というのは良いものだ。ムンバイ時代に得た仲間は、当時私が手にした何よりの宝だと改めて思った。

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