Why I hate Bombay

今年の9月に公開されてから50万回以上再生されている動画「Why I hate Bombay」。

同じくムンバイの企業に数年住んでいた日本人の同僚がFacebookにあげていて、この動画をみたときに「なんてうまくボンベイ(ムンバイ)に対する心境の変化を表しているんだろう」と本当に感動してしまった。

この動画ではケララというインド南部ののんびりした地域で生まれた少年が、12歳で両親とともにムンバイへ移住したストーリーを描いている。

ムンバイはいわば移民の街。古くから商業都市としての機能を持つムンバイには、インド各地から仕事を得るために多くの人々が移住してきて、ごちゃまぜになって暮らしている。

のんびりとした田舎で育った少年はムンバイのカオスに圧倒されてしまう。「12歳でムンバイへ移住して、到着して12分後にはもうムンバイを離れたいと思った。こんなに人々が急いで移動する姿をそれまでみた事なんかなかった。満員電車の空きスペース数センチのためにケンカするなんて」と。

それでも数年経つうちに、少年はだんだんとムンバイを好きになって行く。それが一体何に起因するものなのか?ムンバイの雨?マリーンドライブ?それともCSTステーション?

そして少年は気づく。それはその街に暮らす「人」なのだと。どんなにカオスな街でも、そこには必ず手を差し伸べる人がいる。友達を得て、悲しんだり、喜んだりしながら生活するうちに、ボンベイが今の自分を作り出し、いつのまにか、自分は他の誰とも変わらないムンバイの中の一人になった、と。

ムンバイへ初めて降り立った人であれば、「こんなところで暮らしていけるはずがない」と思う瞬間があるはずだ。その感情は外国人だけのものではなく、ムンバイの外からやってきたインド人のものでもある。誰にとっても暮らすのは簡単な街ではない。でもだからこそ、あの街には「人を助ける」ということが大事だという暗黙の常識が浸透していた。ひどい目に遭う時は本当に大変だけれど、反して、びっくりするほど親切な人がいたことも事実だ。

何年後、何十年後にまたあの街を訪れたとしても、それはきっとその時も変わらないんだろうな、となんとなく思う。

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