ムンバイの安全性

今月9日にYoutubeアップロードされた動画、「10 hours of walking in Mumbai as a woman」が注目を集めている。動画が公開されてから6日間で、Youtubeの再生数は165万回にのぼり、約1000のコメントが寄せられている。

若い女性がショートスカートとノースリーブという服装でムンバイを10時間歩き続ける様子を撮影し、3分ほどの動画にまとめており、制作者は「10時間の撮影中、女性が路上でセクシャル・ハラスメントを受けた事は一度も無かった」と報告している。

撮影はムンバイのローカルマーケットが集まる地域、ムンバイ北部のビジネスエリア、ローカル電車の駅構内や、日が暮れてからのムンバイ南部などで行われた。この動画に対するコメントは賛否両論であり、同じ女性でも「ムンバイは安全な街である」と同意するコメントもあれば、「同意することはできない」という反論も見受けられる。

今年11月現在のムンバイ全域の人口は約2050万人。インドの国内犯罪記録局によると、2013年のムンバイでの女性に対する痴漢報告件数は1163件。レイプ件数はデリーに続いて、391件。ちなみに東京都内の人口は1300万人で、警視庁統計によると、平成25年の都内での痴漢(迷惑防止条例違反)は2000件にのぼり、強姦件数は200件、強制わいせつは900件と報告されている。ムンバイも東京も安全性を証明するにはなかなか苦しい課題を抱えている。

ちなみにこのムンバイで撮られた動画はニューヨークで制作された同トピックの動画が元ネタになっている。以下はBBCが編集した各国での撮影動画。ご覧の通り、他の都市のほうがハラスメントの回数は多い。(後半はハリウッド映画キャラクターなどを用いたパロディになっている)

近年、ムンバイでは男女問わず、女性の安全性に関心を持つ人々が増加している。先月も人気ボリウッド映画監督、映画女優がファッションマガジン「Vogue」と共同で女性の安全性を訴えるショートムービー「Going Home」を制作し話題を呼んだ。最後には「実際の世の中ではありえないこと。わたしたちは彼女が存在すると信じている安全な社会を与えてあげることができますか?」というメッセージで締めくくっている。

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