Hungry for good music?

以前、インド生活でどうしても受け入れ難い「インド人のネコ嫌い」について書いたが、今回はムンバイ生活で、どうしても受け入れ難い事実その2、触れられる音楽の種類の少なさについて書く。

ムンバイには、ゆっくり音楽を楽しめる環境がほとんど無い。レストランでもカフェでも、だいたいかかっている音楽が同じ上に(大体がアメリカンポップである)、音量が大きすぎる。食事やお酒を飲みながら会話ができなくて、大声で話さないといけない。日本にいるときは、偶然入ったカフェでもいい音楽がかかっていることがあったのに反して、残念ながらムンバイではそういう経験がない。

個人的にピアノを15年ほどやっていたので、クラシックがまったく耳に入らないのも嫌だし、東京ではジャズバーやジャズ喫茶によく行っていたから、ジャズが聴けないのも悲しい。音楽のイベントはあるものの、DJナイトやテクノミュージックのライブが多い。また、他国に比べて開催費用が高いらしく、海外アーティストもインドへ来る事がほとんどない。この二年半の生活において記憶にあるのは、インドの伝統楽器であるシタール奏者を父に持つ、Norah Jonesの来印くらいだろうか。

もちろんインドの伝統音楽は素晴らしい。伝統打楽器のタブラを習っている友人が何人かまわりにいたり、たまにコンサートがあったりするので足を運ぶ事もある。あまりにも美しい聴いた事のない音を出す楽器があったりして感動する事もある。しかし、こういう音楽はしかるべき場所にいかないと聴けないのが問題だ。海の上のモスク(ムンバイのモンサンミッシェルとかなんとか)Haji Aliでは、一日に何度かムスリムの伝統音楽を演奏していてパフォーマンスも面白いので、近くに行った時はふらっと立ち寄ってみることにしている。しかしここも、もともとはムスリムの人たちがお祈りをしに来る場所だし、それと同時に観光地でもあるため、変なインド人のあんちゃんがやかましく声をかけてきたりするので落ち着いて音楽を楽しめる場所とは言い難い。ボリウッドミュージックはいろいろとダウンロードしてほぼ毎日聴いているけれど、こういうのは日本で言うところのポップミュージックであり、エンターテイメントとは言えようが、音楽とはちょっと違う。

先日、タージホテルで行われたある外国人向けのイベントで、パーティーで使えるような日本の流行の音楽を探して来てくれと頼まれて、いろんな日本人に聴きまわった結果、きゃりーぱみゅぱみゅを選んでみた。会社のインド人同僚は「この人テレビでみたことある。わけがわからなくて3秒でチャンネル変えたけど」といっていたが、ああいう感じの踊れそうなジャパニーズポップは若者層には受け入れられるんじゃないだろうかと密かに思っている。誰かオーガナイズしてくれないものだろうか。

話がそれて来た。結論としては3つ。ムンバイで良い音楽を聴くというのは結構な難題である。ムンバイでジャパニーズポップはきっとヒットする。村上春樹は絶対にムンバイには住めない、と思う。

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