March

ようやく3月が終わる。インドの会社で働いていても、日本のお客さんを担当しているので年度末の追い込みで毎日ほぼ12時間働いた1ヶ月。インド人の友人に、「さすが日本人だね」と言われたが、日本ではこんなに一生懸命働いていなかった。そんな彼も最近は11時間勤務だったり、同僚のインド人も共に12時間勤務だったりと、インド人もなかなかどうして、かなりがむしゃらに働く人種らしい。それでも急ぎの仕事があっても、「今、お昼だから」「今、チャイ飲んでるから」と言うフレーズは、ぽつりぽつり日常の中に出てきて、「あぁ、インドだった」と思い知らされる場面もしかり。

今月は、忙しい毎日の中でも、とてもたくさんの人と出会って、先月までの、どんよりとしたムードは払拭された一ヶ月だった。クラブに行って、朝の3時まで踊り、それから午前4時まで、犬と蚊に囲まれながら、同じ年頃のムンバイの若者たちと、ストリートフードを文字通り路上で食べて午前様をしたり、ボリウッド映画を見に行って、まわりの人たちが爆笑しているのを目にしながら、ヒンディー語の必要性に改めて気づかされたりもした。

そんな新しい日常の中でも、自分より年若い友人が事故で亡くなったり、同僚の友人がこれまた事故で亡くなって、改めて明日が来るのが当たり前と思っていてはいけないのだ、と考えさせられたりもした。せっかく生きているのに、つまらない毎日を送るなんて、まったくもったいないことなのだ、と。

インドに来てからほぼ6ヶ月。「6ヶ月もいると、だいたいの外国人はインドが嫌いになるのに、君は変わっているね」と言われたが、インドを嫌いになる気配はまったくない。むしろ、「ここには絶対何かおもしろいことがある」という確信があるのに、それをうまく味わいきれずにいることがもどかしい。人が楽しい、ハプニングが楽しい。仕事に忙殺されながら、受動的に毎日を送っていても、そういう「何か面白いこと」がおきるのだから、能動的になれば、もっともっと面白いことがおきるであろうことは間違いない。そういう確信が、ある。まだまだこれからなのだ。

4月。日本ではそろそろ桜の季節だ。日本に居れば、春を待ち望む時期だが、ここでは4月は夏の始まりを意味する。炎天下のムンバイ。すでに日中は35度にもなっている。気持ちの上ではこれから日本の春を迎えるように、気分を新たに新年度を迎えたい。

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