その数字が意味するもの。

30代半ばになると、10代、20代と接触する機会があまりなくて、若者世代のトレンドがまったくわからなくなるわけだけれど、実際のところ、こういうのは何も年代に関係することではないのだな、と最近思う。

電車に乗れば7人がけの椅子に座る乗客の6人がスマホをいじっていたり
(本を読む人はどこへ消えた?)

SNSで「いいね」を貰うことが大事になっていたり
(親しい人と出来事を共有するだけでは済まない、自己表現のありかたの変化)

広告の成果指標は、なにをおいても視聴回数だったり
(誰に向けた広告で、どんな層の人が見たのかは関係ない?)

自分が10代の時にはなかったトレンドが、世間を覆っていると日々実感する。

10代の学生がSNSで「いいね」を貰うことが大事というのなら、まあ仕方ないかと思えど、
実際に、ビジネスの世界でも、自社製品に「いいね」を貰うことが大事だったり、「会社のファンを増やすこと」が大事だったり。

まあ、消費者あっての供給なので、双方の動きが連動するのは当たり前だけど、「何が本当に自分の望むもので、何が本当に自分が素晴らしいと思うものなのか」という軸が、この世間から消えつつあるような気がしてならない。

誰もかれもが、自分の頭で考える以前に数字に踊らされているように見える。

私の身の回りにも、違和感を感じている人はいるにはいる。でも、ほんの一握りだ。

こういう時代の流れにモヤモヤした何かを感じるということが、歳を取るということなんだろうか。

「あなたが集めたその膨大な数字の中で、真の友情や、そのプロダクトを本当に良いと思っている消費者はいったい何割占めているのですか」という疑問をぶつけずにはいられない。

大きな波に飲まれず、中心を見失わないようにするのは、なかなか骨の折れる仕事だ。

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