3日目。
メダンのマーケットに行く予定だったが、道に迷い、気がついたら独立広場にいた。その後、ゴールデンゲートをみて、ドイツ人の友達にきいた、”バブイン”という、カフェを探す。しかし、手がかりがあまりにすくなく、なかなか見つけることができない。道端で、大学生くらいの女の子に、訊ねてみる。そうしたら、彼女は、わざわざその店まで、私たちを連れて行ってくれた。バブインには、その場で読める本がたくさん置いてあって、簡単な食事をすることもできる。
時間があるということだったので、そのまま、その女の子とお茶を飲んだ。彼女の名前はアリャといって、大学で観光学を勉強しているということだった。聞けば、先月も道端でアメリカ人に道を尋ねられ、その時も、同じようにその人と話をしたのだとか。たどたどしい英語で、「きっと来月も外国人と友達になれると思うと、楽しみで仕方ない」と彼女は笑いながら言った。
その後、数名の友達に会って、19:30くらいにバスステーションへ。どのバスに乗るべきなのかわからず、夫婦っぽい人に訊ねたら、「英語はしゃべれない」というようなことをウクライナ語でいいつつも、ただ、「しばらくまってて」と身振り手振りで私たちに伝えると、奥さんの方が、カウンターの方へ走っていった。しばらくして戻ってくると、私たちが乗るべきバスのところまで連れて行ってくれた。
20:40にキエフを出発し、翌朝、8:30に私たちの町へついた。
たった、一日の間に、二人の人に助けられ、彼女たちの好意には、本当に感謝したい。
彼女たちは英語を上手には話すことはできなかったけど、そんなこと、ちっとも問題にはならなかった。
もう会うことは二度とないと思うけど、一生忘れられない人たちだ。