1月の関西

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1週間ほど出張も兼ねて関西へ行った。

まずは奈良で2泊。前回もお世話になった宿では、そこのオーナーさんに今の観光業界の動きを教えていただいた。インバウンドも含めた観光業の波が文字通り一瞬で引いてしまった後、唯一良かったことといえば、昨年4月の吉野山。桜の時期に人がいなくて、地元の人たちにとっては本当に久々に見る美しい山景色だったようだ。見せていただいた写真の桜の風景は別世界のようにきれいだった。

その後、奈良ホテルへ。やはり宿泊客は少なく、ぜひ利用してみたいと思っていたバーも閉まっていた。「Go To Travelが復活したら営業再開って聞いてますけど、まあ、たぶん無理だろうなと思ってます」と、ホテルのスタッフさん。奈良ホテルのスタッフの方たちは皆一生懸命で、ホテルそのものも気取った感じが全くなくて個人的にはとても気に入った。何よりとても丁寧にメンテナンスされた建物の中、まわりを見渡すだけでもとてもリラックスできる。またゆっくり訪れてみたい。

奈良ホテル
奈良ホテルのバー

大阪で仕事を済ませた後、最後に京都で1泊。大阪からの車内はものすごい人で、緊急事態宣言の影響など全く感じなかったが、京都は一転して、観光地にも人がおらず、お店も8割以上が休業中。先斗町のお店も9割が閉まっていて、ところどころ空き店舗の表示。二寧坂のあるお店のおかみさんも、「土日でこれですから、平日なんて人がいませんよ。なんとか二寧坂だけでも頑張ろうって営業できるお店は開けてますが」。長年お店をやってきたであろうおかみさんの悲しそうな表情が痛ましかった。東京や大阪はビジネス需要があるから、かろうじて営業しているお店もあるが、京都のような観光で成り立っている街の苦しさを目のあたりにした。

人通りの少ない二寧坂

事態はずっとずっと深刻だった。そんな日常の中でも、道を歩けば話しかけてくる関西人のおじいちゃんや、満員電車のサラリーマン、普段と変わりなくはしゃぐ高校生たち、できることをやろうと頑張るホテルやお店の方たち。東京でリモートワークの日々を過ごしているだけでは決して触れることのない、そこで生活している多くの人たちの息遣いを聞くことができた。何かとても大切な数日間を過ごさせて貰った気がする。

今回の京都で出会った最も美しい一コマ

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