足るを知る。

4月の中旬から、インバウンド業界のとある日系企業で働いている。昨年の8月にインドから帰国して、実に8ヶ月ぶりのいわゆる会社員としての復帰だ。

この2ヶ月で実に様々な業界の人たちと会った。自治体、広告代理店、旅行会社、Web系の会社、保険会社、データ解析の会社などなど。

その間に、インバウンド業界の動向と、メディア広告、Webのアクセス解析についての知識を詰め込み、なんとなく外枠が見えて来たところで、業界のビジネスモデルについて留学生たちに講義をしたり、とあるリクルートエージェンシーからインタビューを受けたり。ちょっと齧っただけで、まるでその業界に長くいるかのように思われるのは、何とも居心地が悪いけれど。

なんだかんだと、気づけば2ヶ月が過ぎていた。

先日の、リクルート会社からのインタビューで、「次の目標は何ですか?」的なことを聞かれて、正直、パッと思いつくものが無かった。行きたい国にも行ったし、仕事で独立しようかと思ってそれも試みた結果、今の状況にある。それらに関しては「やりきった感」が強く、以前抱いていた「渇望」みたいなものは今のところない。

今、見ている先は、ウン年後ではなく、今日や明日のことだ。ともかく、日常の仕事や生活の中で出会う人たちと会話を重ねる中で「どうして?」「なぜ?」と思う事が多すぎる。

5年間日本にいなかったことによるものもあるだろうし、慣習的な部分では、まだ日本に慣れていないのかもしれない。(依頼を断る時の日本人的なメールを書くのに時間がかかったり)

時に、英語と日本語の狭間で生活していると、やっぱり英語のコミュニケーションは楽だなぁ、と思う事も多々ある。物事を率直に、ある程度の適当さを以て話すことが許された、ムンバイでの生活を懐かしく思うこともある。

ともあれ、自分の中で「あの世界を見に行かなければ。ともかく経験しなければ」と、急かされていたような感覚が、ここへ来てちょっと和らいだ気がする。

「足るを知る」とはこういうことなのかもしれない。

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