インド人のインドに対する評価

いろいろと気の滅入ることが多かった時期、フェイスブックで「インドのカオスな生活に疲れた!」という書き込みをしたところ、数人のインド人の友人たちから興味深いコメントが返ってきたので日本語にて紹介したい。回答してくれたのは、全員ミドルアッパークラス(中層よりちょっと上)の経済力を持ち、全員海外で勉強、もしくは仕事をした経験がある人たちだ。

インド人男性31歳:グジャラト州出身ムンバイ在住。日本やアメリカでのエンジニアとしての就業経験あり
「インドには人とか愛とか価値のあるものもたくさんある。でもこの国の人々はこのインドという国で、とてもたくさんの問題を抱えている。それでもなんとかしてインドを誇りに思おうと、自分自身を励ましている部分があるんだ。日常にストレスの溜まる問題があふれているけれど、ひどいことに、こういった問題を、文字通り「誰も」どうにかすることができない。というのも、ここにはとても多くの違いがあるから。僕自身にもなんとかインドを誇りに思いたいという気持ちはある。けれど、正直それはとっても難しいことだと感じている。」

インド人女性26歳:グジャラト州出身ムンバイ在住。香港の大学への留学経験あり。ウェブデザインベンチャーの創設者
「私はいつも外国からきた人たちがどうやったらインドに適応して、インドが好きだと思えるのか、いつも不思議に思っている。もちろんいくつか魅力的なものもあるし、そういったものに人々が刺激を覚えるのもわかる。でも基本的にはこの国はぐちゃぐちゃでしょう?」

インド人男性36歳:ケララ州出身ムンバイ在住。日本人を対象としたサービス業ベンチャー創設者。日本人の妻を持つ
「僕はインドで生活するのはタフなことだと言っているインド人をたくさん知っているよ。生活水準、設備、娯楽、サービス、すべてにおいてレベルが低い。だから楽しく暮らすためには僕らは家族とか友達と、自分たちだけの小さな世界を作る必要があるんだ。もし自分のまわりに素晴らしい友人たちがいなければ、僕は間違いなく海外に移住していたよ。実際のところ、この国の政治家は国民のための明確なビジョンなんか持ち合わせていないんだ。彼らが考えている事と言えば、自分の政党のことと、どうやって選挙に勝つかということだけなんだよ。」

彼らは全員、インド国外の人々がどんな環境のもとで生活しているのか知っているため、日頃から非常に冷静な目で自分たちの生まれた国を見ている。あくまで一部の声に過ぎないが、こういう見解を持って暮らしている人は、外国人である私にとってなんとなく心強い存在である。もちろんすべてをネガティブに見る必要はないし、こういう意見があるからといってインドでこれから生活しようとする人々に後ずさりはして欲しくはない。すべて自分の目で見て、たくさんの経験を通して、確かめていただきたい。異を唱えることが通常であるこの大国では、外国人も外国人なりに、それぞれ違った見解を持って生活を楽しんで欲しいと思う。

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