インド人のネコ嫌い。

IMG_0746

インドの一番嫌いなところ。それはネコ嫌いが多いところだ。世界中いろんな国に足を運んで来たが、こんなにもネコが嫌いな国というのは他に見た事が無い。日本人のネコ好き度は世界でもかなり高い方だから、日本と比べたら本当に信じられない程だ。

具体的に例を挙げてみよう。まず、Facebookや携帯チャットアプリのプロフィール画面をネコにした場合、「怖い」とか「気味が悪い」とか、「なんだこのマウスは!」みたいなコメントが本当にあった。オフィスの同僚は、私のプロフィールがネコであるのを見て小さな悲鳴をあげたくらいだ。私が最近新しく引っ越したアパートの管理人さんも、「日本人はネコ好きが多いみたいだけどネコ飼ったりしないわよね?」と、念を押してきた。日本人のネコ好きは一部のインド人には有名らしいが、日本国内においてインド人のネコ嫌いはあまり有名ではないと予測するが、いかがだろうか。また、韓国人の同僚が一時的に知人のネコを預かっていた時、いっしょに彼女の家へ遊びに行ったインド人は、いつもネコがどこにいるのか気を張っていて、そわそわと落ち着かず、足下に寄ってきたりしようものなら、言葉通り飛び跳ねて、ネコから逃げる始末だった。ともかく、こういった事態は日本人からすればかなりショックな事実だ。

インドでのネコの位置づけは日本のペットとしてのそれとはだいぶ違う。昔から鶏などの家畜を襲ったりするため、ネズミと同じように家畜の敵として扱われてきたという話も聞く。現代でも道ばたにいて堂々としているのは、どちらかといえばネコよりも犬であり、彼らは道の真ん中で眠る。それくらい人の存在に慣れているという事だ。しかしネコは痩せていて目つきも悪い。ちょっと近づくとサッと逃げてしまい、日本のネコのようにフクフクしていなくて、まったく人なつこくない。たしかに、インドのネコたちしか知らなければ、ネコ好きになる要素はほとんどないと言っても良いかもしれない。

先日、Twitterでネコ好きのブロガーが「ネコを嫌う人には気をつけろ」というアイルランドのことわざを紹介していた。このことわざに一票である。ネコを嫌いな人は人じゃない、とさえ言ってしまいたい。なぜそういう結論が導きだされるのか、これはネコ好きの人にしかわからないだろうが、どんなに良い人でも「なんだこのマウスは!」などと言われた日には、もう人間性を疑ってしまいたくなるのが、ネコ好きの国からやってきた人間の、頭ではわかっていても感情では受け入れられないネコ嫌いへの敵対心である。

とはいえ、ムンバイにも動物愛護団体のような組織はあって、日本のように去勢手術などを施す制度がないこの街では、野良犬や野良猫が常にあふれており、それらを保護して里親を募集するような活動も見受けられる。Facebookを使っての動物保護を訴えるメッセージや、写真をアップロードして里親を募集するポストはかなり頻繁に行われており、それらを支持する人々もきちんといる。しかし何度も言うように、他の国に比べてネコ嫌いが多いというのは間違いない。

個人的にはネコが飼えない環境であるがゆえ、せめて路上のネコで目の保養を行いたいところだが、ネコ嫌いの街でネコに癒される生活を日常的に送るのは、大変難しいと言ってよいだろう。

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中