サラリーマン@ムンバイ

日本人はよく海外で「ハードワーカー」と言われるが、ムンバイのサラリーマンたちも日本人並みか、それ以上にハードワーカーである。私のまわりにいるインド人のサラリーマンたちは、土曜日出勤も珍しくない。土曜日に遊びにでかけると、いるであろうと思っていた人が欠けていて、どうしたのかと聞くと当たり前のように、「あいつは5時半にオフィスを出るっていってた」というような台詞を共通の友人から聞くこともしばしば。

かくいうわたしもムンバイでサラリーマンを始めて1年8ヶ月。正直、人生でこんなに働いた事は無い。日本でサラリーマンをしていたときは、外資系だったし、日本企業によくある残業などというものも実際味わった事がないことになる。しかし、ここインドでは毎日13、14時間働いている。どうしても土曜日の出勤はしたくなくなかったが、先週末はついにせざるを得ない状況になった。一生懸命やっても終わらないというのはこういうことか、と人生で初めて実感した瞬間だったかもしれない。しかし、こんなことは身の回りでよく起きている。女でも男でも。週末、インド人のかつての同僚と会う約束をしていたら、彼女は金曜日になって「明日は会議が入って会えなくなった」という連絡をしてきた。

さて、「インド人は頭がいい」という話もよく耳にする。インド人は本当にバラバラなので、どんなトピックにせよ、「インド人はなんとかだ」と、インド人人口全体をカテゴライズすることは不可能だ。しかし、組織のマネージャー以上のポジションで働いている人たちは間違いなく頭がいい。(少なくともうちの会社の人たちは)回転が速い。そしてむちゃくちゃ働く。たまにむちゃくちゃなことを言って、「は?」と思う事もあるが、時としてハッとするような発言をしたり、ミーティングにおいても、驚くほどのスピードでディスカッションをしたりする。ついていけない私。

しかし彼らも常に自分の能力のギリギリのところで働いているように見える。マネージャーだからといっておごることはなく、余裕があるでもなく、彼らは彼らの能力の最大限を発揮してやっと追いついて行けるようなレベルのところで仕事をしているように見える。そういうのはとても素敵なことだと思う。私のボスは「何回やっても人前で話すのは苦手だ」と平気で言う。苦手なことに対応しなければいけないとき、「ちょっと怖いなぁ」と言ったりもする。見ていると本当に苦手なんだなぁと、わかるけれど、自分が完璧でいられるポジションで余裕を見せながら仕事をするボスよりも、わたしはこういう上司を尊敬する。人間として。

そんなわけで、いろいろキツい毎日ではあるものの、全体的に見れば忙しくてもいい勉強をしているので、あまり不満は無い。こういう時期が人生に一度くらいあってもいいと思う。でもあんまり長く続けるのもアレだから、限られた期間でなるべく吸収したい。彼らのようにチャレンジングな状況に身を置いて自分を一歩先のレベルへ引っ張り上げつつ、インド人みたいに、たまにむちゃくちゃな発言をしながら。

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