リキシャも電車も。

先日、Feeの値上げを目的にムンバイ中のリキシャがストライキをして、今日は信号機の故障で電車が止まった。遠方から交通機関を使って通勤する同僚たちの多くは足止めを食らい、悪くすると出社できなかった。(本人たちにすれば思わぬ休暇を手にして、ラッキーだったのかもしれないが。)リキシャは政府や企業が運営しているのではなく、組合が束ねているものらしいが、道路を埋め尽くすリキシャのドライバーが一斉にストライキをするとは、なかなかの組織力ではないか。ムンバイ郊外でも一度ストライキがあって、彼らは最終的にFeeの値上げに成功したらしい。

リキシャがなければ他の交通機関をということで、バスが代替案となるわけだが、不思議なことに朝のバスはそれほど混んでいなかったという。「みんな仕事に行くのをあきらめたんだよ」と、ボスは笑いながら言っていた。今日の電車の信号機の故障については、同僚が自慢げに(?)「かおり、インドではね、こういうことは日常茶飯事なんだよ」と、いうので、「日本でも電車はしょっちゅう止まるよ。とある理由はインドにはないものだと思うけど」。実際、とても人身事故が多いのだと言ったら、一呼吸おいて、「それはインドじゃあないなぁ」という返事。
ムンバイの電車は時間帯によってすごく混む。東京の満員電車と密度はいい勝負かもしれないが、なんといえばいいのか、日本の満員電車のような大人しさはない。電車にドアがないので、人がはみ出る。私は日本にいるときには女性車両と言うものを意識的に利用したことは無いが、インドでは女性車両を使う。理由はずばり、楽だから。もちろん空いているとは言いがたいが、それでもおっさんまみれの車両よりはいい。インドのふくよかなおばちゃんたちに、ぎゅうぎゅう挟まれようが、基本的には座れる。下手をしてドアから落っこちるよりはぜんぜんマシだ。実際、走り出した車両から落ちる人はわりといる。先日は、母親が走り出した車両から落ちて、電車に取り残された子供が大泣きし、まわりの人たちが「どうしたどうした」と世話を焼いていたし、まわりにも電車から落ちたという人はいる。私も先日飛び乗った車両がハンディキャップ専用の車両で、おっちゃんに次の駅で女性車両に乗り換えてね、と言われたので素直に従おうと、下車して10秒後、女性車両なんかずーっとずーっと先の車両であることに気づいたが、時すでに遅し。乗車に失敗し、いっしょの電車に分乗していた友人に「車両乗り換えに失敗して取り残された」という、情けないメッセージを送るはめになった。
と、いろいろあるわけだが、基本的にはムンバイのリキシャドライバーは正直にメーターを使ってくれるし、電車の乗客たちもフレンドリーだったりして、たまに起こるちょっとしたハプニングも笑い事にできる範囲だ。よく電車はこわくて乗れない、なんていう駐在の外国人(日本人に限らず)がいるが、そんなにセンシティブになる必要はない、と思う。リキシャも電車も日常のコメディーの一コマになる。こんなことは、日本ではなかなか経験できないインドならではの賜物だ。

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