感動したこと

ウクライナでは毎日、「人の思いやり、優しさ」というものに、感動し通しだった。今回はその一部のことについて書く。

学校の子どもたちや、孤児院など、言語を用いてコミュニケーションをとることが困難な時、折り紙を折って彼らと遊んだ。学校での最後の授業の日。その日は折鶴を教える時間がなかった。授業の後、一人の男の子がやってきて、自分のノートを切り取って作った折鶴を差し出した。彼の年は12、3歳。そしてたどたどしい英語でこういった。

「僕は英語がうまくしゃべれない。だけど、折鶴をあげると、貰った人は幸せになれるって聞いたことがある。これは香織に」

折鶴の作り方を知っている子どもがいるなんて驚きもしたけど、何よりその子の行動に感動させられた。私は急いで一つの折鶴を作って、その男の子にプレゼントした。彼はとても嬉しそうに言った。

“Thank you. I remember you.”

孤児院でも同じことがあった。
「どうか私のことを忘れないでほしい。私は絶対に忘れないから」

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17歳の学生、Slavikは、将来、任天堂で働くことを夢見て、絵の勉強をしていて、会うごとに自分の作品を見せてくれた。私がIvano-Frankivskを発つ前日、彼は私とYen Simにこういった。アパートの屋上の鍵を友人から借りて来たから、夕日を見に行こうと。けれど、その日は霧がひどくて、夕日をみることができなかった。「気にすることないよ。今度、夏にでも来たとき、朝日をみよう」
その日、別れるとき、彼は「明日は朝6時に寮の入り口で待ってる」といった。Ivano-Frankivskを発つ日の朝、Slavikは朝の4時に起きて、2時間かけて、私たちの寮にやってきた。そして、彼は最後に、自分の作品のオリジナルをくれた。「君たちは僕に新しい世界をみせてくれたから」

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私のウクライナでのBest Friend、Oksanaは、初めて会った日の翌日、Traditional Clothを研修生の私たちに見せるため、大きなバッグにそれらを詰めて登校した。ウクライナの村の生活を見せたいといって、両親に相談し、彼女の祖母の家につれていってくれた。彼女も一人で山のてっぺんにある祖母の家に行くのは初めてのことだった。別れる日の前日、彼女は祖母から譲られた、手作りのベルトをくれた。その他、研修生全員に、その国のイメージカラーでミサンガを作ってくれた。

書こうと思えばまだまだ書けるけど…。

短い時は1時間、長くとも数日をいっしょに過ごしただけの、外国から来た人間に、これほどのことをできる彼らの心に感動した。これだけのことをして貰えるに匹敵するだけのことを、私はきちんとやってきただろうか。

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